何も出来なかった情けない自分

何も出来なかった情けない自分

一言で言うと、あの頃はまだ自分も若かった。

恋愛に対して臆病どころか、拒絶反応を起こしていた気さえします。

「もしもタイムマシンに乗る機会を得たらどこに行きますか?」という質問はよく目にしますが、自分の場合即答で、あの苦々しい初恋の頃に戻りたいと思うのです。

そして、何も分かっていない自分に思い切り説教してやる、絶対後悔するから行動に移せ!と言ってやります。

当時高校生だった自分は、あまりにも人見知り過ぎました。らない人と仲良くなるまでの過程が全く分からず、人との交流を極力控えて初めから諦めていた気がします

そんな高校生活の最中、ふと廊下ですれ違った女性に一目惚れをしたのです。あまりにも唐突に始まった恋に動揺は隠しきれず、顔が真っ赤になってしまった自分を見て、友人に随分とからかわれました。

それからというもの、登校から下校まで彼女のことが頭から離れず、たまに話す機会があっても目すら合わせられないという日々が続きました。

しかし、この浮かれた恋の終わりは、あまりにも唐突に訪れたのでした。なんてことはない、ある日の下校中に違うクラスの男子生徒と、仲良く手を繋いで歩く彼女の姿を目撃したのでした。

身体からは一瞬で血の気が引き、目の前が真っ暗になりました。泣こうにも結局、何のアプローチもできなかった自分の情けなさも相まってか涙は出ず、ただひたすらに震える身体を抑え家に帰ったのでした。

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